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物取り物語

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デフレ消費の代表として取り上げられることが多く、近ごろはそのデフレ
現象の犯人として名指しすらされるユニクロですが、消費者がユニクロを
支持しているのは単に価格が安いからではなく、デフレとセットのように
扱われるのはフェアではないと思います。たとえばヒートテック。防寒機能
に優れた肌着ですが、ヒートテックには単なる商品機能を超えた「物語」が
あります。それは、「Japan Technology」として、ユニクロの海外展開の
最前線において、世界の消費者から支持されている、という事実です。
ニューヨーカーたちが、パリジャンたちが、日本と同じように開店前のユニ
クロに行列をつくって、オープンと同時に商品を次々と購入していく。そん
なニュース映像は、ユニクロの、そしてヒートテックの最強のマーケティン
グになっています。「Japan Technology」として、海外でも支持されるヒー
トテックを着るという行為には、シアトルマリナーズのイチロー選手や、
ヤンキースからエンジェルズに移籍した松井秀喜選手に声援を送るのと同じ
効用があると思うのです。
カラーテレビ、クーラー、マイカーが、「三種の神器」と言われた高度成長
時代も、デフレ真っ只中と言われる今日も、私たちは常に「物語」を消費
しています。流行はいつか必ず方向転換しますが、消費者が消費に「物語」
を求めているという事実は、これまでも、これからも、きっと不変です。
現在、大流行している「消費はもう時代遅れ」という物語を十分に消費した
ら、「消費がまた新しい!」をきっと消費し始めるでしょう。
今、一番流行しているのは、ニトリの家具に囲まれた家で暮らし、ユニクロ
の服を着て、ABC MARTで買った靴を履き、サイゼリアに出かける、という
ライフスタイルかもしれませんが、これだって、売れている理由は「安い
から」だけではないでしょう。売れている商品はいつの時代も「これでいい
や」ではなく「これがいい」なのです。電脳空間でも、Twitterで、ブログ
で、みんな「私の消費」を語っています。消費には、自己表現という側面
が、これからもあり続け、インターネットによってそれはさらに強化されて
いく。何より、「私」を表現できる商品やサービスを、消費者はいつも求め
ています。

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そっ、ユニクロでいいやではなく、ユニクロがイイんです。(^u^)
けっ、ユニクロなんてと言う方は、それも良いでしょう。
しかし、ユニクロを笑う物はユニクロに泣くとも言います?。
ブランドではなく、ブランドに宿る物語なんです。
物を語れますか?、感動を呼ぶ物語ですか?。
物より思い出というミニバンとか、オリンピックの感動を見るためのTV
とか、どっちを売っているのやらって事なんですな。
Commented by spajiji3 at 2010-03-25 12:48 x
3C時代に青春を過ごしたオジンです
今日の記事で高校の時に天声人語で3Cが取り上げられて、それについて駄文を書かされました(苦笑)

因みに3C とはクラウン、コロナ、セリカとは違います(爆)
Commented by COOPER99 at 2010-03-25 21:39
> spajiji3 さん
3C時代は、無いから有るへの変化でワクワク感が違いましたね。
思い出は、儚く、美しく、笑顔で見送りたいものです。(^u^)
by COOPER99 | 2010-03-24 20:40 | うぃっす | Comments(2)

マグナムが効かねぇ!


by COOPER99