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大人になっても相変わらず仲間でツルんでいる人々もいる。たとえばやくざ
がそうだ。いつだったか、当欄で、フランスの小説家、ジャン・ジュネが、
やくざについて「彼らは要するに子供なのだ」と言った話を引用したが、や
くざが大人にならないということは、彼らが個人として自立しないというこ
とでもある。そう。やくざは、組織の一員であることによってのみ一個の男
としてのアイデンティティーを持ちこたえている半端な存在だ。まあ、戦士
というのは往々にしてそういうものなのだが。だから軍人もやくざと似てい
る。芸人や劇団員が作る「軍団」も。要するに彼らは、個人である前にメン
バーであり、自分である前に誰かの仲間なのである。であるからして、結局、
男の集団は、「軍団」化する。そういうことだ。以上の状況からして、大人
の男たちの「絆」は、多くの場合排他的な色彩を帯びる。でなくても、彼ら
の団結のありようは、傍目から見ればひとりよがりだ。私がテレビを見てい
て薄気味悪く感じたのは、たぶんこの点だったのだと思う。紳助を中心にま
とまっているあの「ヘキサゴンファミリー」と呼ばれているタレントたちの
関係性は、中にいる者にはどうなのか知らないが、少なくとも液晶画面のこ
ちら側から見ている限り、およそ北朝鮮ライクな人間ピラミッドに見えた。
将軍様と喜び組。シンスケ翼賛体制。紳様ユーゲント。みんなで手を握って
泣いている。自己啓発研修の最終日みたいな絵面。なんという薄気味の悪さ。
「絆」は、内部の人間には、美しく見える。だから、「ファミリー」のウチ
にある人々は絆を強調し、絆について語り、互いの絆を確認しながら、涙を
流し、抱き合い、倒れ込みながら声をあわせて歌う。それはそれで、彼らに
とっては自然な態度であったのだろう。でも、同じファミリーに属していな
い人間にとって、見も知らぬ男女の絆を見せつけられることは、贔屓目に見
てもちょっと気持ちが悪い経験なのである。そこのところはぜひ理解してい
ただきたい。
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民放は、よっぽど予算もアイデアも無いようだな、紳助は出過ぎだろぉ。
他にも似たような徒党を組んだのが居るが、同じ臭いがするお。
それと、繁殖した耐久TVシリーズ(〇〇時間TVとか)も、そろそろ勘弁
して欲しい。
作られたお涙頂戴系はシラける、マンネリ防止に過激に成るマラソンとか
虐めかよって感じぃー。
メッセージをって言うなら、勘平ちゃんみたいに笑ってアメマーしろって。
絆って言うとカッコいいけど、見ていると派閥の結束条件の事かい?って。
こんなんを地デジ化して3Dで見せられるんか、コンテンツを何とかしろ
よぉ。

絆_d0008367_23343345.jpg

by COOPER99 | 2010-08-12 23:35 | うぃっす | Comments(0)

マグナムが効かねぇ!


by COOPER99