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Extreme Super Moon

惑星直列の時には、重力バランスで何かが起きる、とか。
少しこれからの事も考えてみようか。


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伝統的な経済学では生産の要素を「資本」「土地」「労働力」の三つとして
分析します。「復興」というのも新たな社会基盤や物資の「生産」である
ことは間違いありません。ですから、(「土地」というのはともかくとして)
資金の他に必要なものは「労働力」ということになります。

実際、震災以降日用品や食料品の品薄感が強まり、メーカーでは増産体制に
入っています。在庫が一掃され、工場の操業時間が長くなり、確実に多くの
労働が投入されています。停電の問題はありますが、今後多くの業界で復興
需要に向けた動きが強まるでしょう。復興のための予算も投入されます。

震災はデフレ要因かインフレ要因かという議論がありますが、ここまでの
状況をみる限り、インフレ要因になっているようです。多くの物資や社会
基盤が失われたのですから、貨幣に対して財の希少性が高まり、インフレに
なるのは理にかなっています。統計的にみて、デフレ脱却の機運はここ数年
高まっていたのですが、結果として日本経済は今回の大震災によって長年の
デフレから脱却することになりそうです。歴史というものの綾を感じさせる
話です。

「労働」といえばボランティアもそうです。これから被災地では有償・無償
を問わず膨大な人手が必要になります。物資を運ぶため、被災者のケアの
ため、また復興のためにも必要です。若い人にとって(若い人だけではあり
ませんが)、求められ、必要とされる体験は何ものにも換えがたいものです。
就職氷河期で自分のことをまるで不要物のように感じさせられてきた若い人
たちのことを考えると、彼らにぜひ(もちろん各自の事情さえ許せば、です
が)被災地で、求められ、必要とされ、感謝される経験を積んでほしいと
思います。悲惨な震災が残した数少ない「希望」の一つです。

今回の震災に際し海外から無条件に寄せられた多くの援助の手、湧き上がっ
た連帯の声は、戦後の日本が少しずつ積み重ねてきたものの大きさを感じ
させます。世界で様々な災害が起きますが、常にこれほどの善意が世界中
から寄せられるわけではないことは、最近のいくつかの例を考えてもわかり
ます。
 
それは、世界の多くの人々が現在、日本という国の存在を肯定的なものと
してとらえているからにほかなりません。領土紛争・歴史問題などを抱え、
ふだんどちらかといえば敵対的なスタンスで臨んできた中国・ロシアにして
も、震災後の首脳の言動を見る限り、国家戦略の枠を外した心の奥底では、
日本のことを決して悪い国だと思っていないことがよくわかります。

これほどの信用・善意を日本が勝ち取ることができたのは、戦後軍事的な
オプションを封じられた中で、こつこつと経済を中心にした善隣外交、途上
国援助を続けてきたことの賜物でしょう。その過程で、あるいはお人よしだ
と軽んじられ、戦略性のなさにあきれられたり、馬鹿にされた局面も数多く
あるでしょうが、少なくとも、悪意や攻撃性をもって他国を踏みにじるよう
な国だとは、まったく思われていなかったのです。もちろん、民主主義に
基づいた住みよい国としての評価、ここ数年盛んに論じられるサブカルチャ
ーの魅力なども大きいと思います。

「ソフトパワー」といった用語を持ち出すまでもなく、こうした日本への
高い評価は大きな財産であり、一種の安全保障ともなっています。震災は
今の日本が持っているものの貴重さに気づかせてくれました。
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天罰論ではないけど、天災は差別無く等しく全てのものを奪ってゆく。
生物の中で最も傲慢なくせに、しがらみなんてものに囚われて、変われない
で居る人間を強制的に気づかせてくれる。
それは「科学的な根拠を示してください」なんて次元ではなく、現代におい
ても神の思し召しであり、偉大な自然の力であったりする。
想定外と言うなら、それは人間の思い上がりこそがちっぽけな訳で。
それでも、死ななきゃ分からないバカも居る。


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文部科学省は全国の国公私立大学に対し、学生が東日本大震災の被災者支援
ボランティアに参加した場合その活動を大学の単位として認めるよう要請す
る方針を固めた。震災から約3週間がたち被災地でも徐々にボランティアの
受け入れ態勢が整うなか、学生による被災地支援の動きを後押しするねらい
がある。今週中にも各大学に、ボランティア活動を単位認定すること▽ボラ
ンティア活動のため休学する学生についてその間の授業料を免除すること
▽保険に加入してケガなどに備えるよう学生に周知徹底することを求める
文書を出す。東日本大震災の発生当初は、被災地で食料やガソリンなどが
不足し、ボランティアの学生が大勢で現地入りした場合、被災者に行き渡る
べき物資を学生が消費してしまう懸念があった。また、各地から支援に集ま
ってきた人たちに仕事を割り振るボランティアセンター機能も整備されて
おらず「募集がかかるまでは現地に行かなくてもできる支援活動を」(明治
大学)と被災地入りを自粛するよう学生に呼びかける大学もあった。その後、
被災地では物資不足は完全に解消されていないものの被災各県のホームペー
ジなどでボランティアの募集が始まり、春休み中の学生たちが相次いで現地
で活動を始めている。こうした状況から、文科省は学生のボランティア参加
を推奨するねらいを込めて、通知を出すことにした。
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何処までも上から目線な団塊世代、学生に行かせりゃ一石二鳥くらいに考え
ている浅はかさ。自由業のチャリティーもそう、人の金を当てにするな。
自粛論議もアホらしい、自粛は自分で決めるから自粛なんであって、他人が
どうこう言う事ではない、ましてや強制するなんてね。経済活動がウンヌン
言ってる寄生虫は、寄生している以上運命を共にしろ。キャッシュフローが
直ぐに焦げ付く様では、そもそも不健康なんだよ。今の中国の様に、GDP
こそ幸福の尺度なんて、何時までも高度成長を引き摺りポストバブルって、
どんな経済活動やねん。結局、幸福の尺度って絶望から希望への道筋なんだ
ろうな。全てを失っても希望があれば立ち直れるが、何不自由しなくても
絶望しては生きて行けない。だから被災地への支援で1番大切なのは、働い
て貰う事なんだ。仕事を用意して社会参加してもらい、相応な対価を支払う
事で明日への希望を持ってもらう。神戸の時を思い出して欲しい、仮設住宅
を与え配給を続けても絶望からは救えない。必要とし必要とされる事、それ
が生き物の生き物足りえる必要充分条件なんだから。

そして国も同じ事、必要とされない国は衰退する。東電関係者の反論で炎上
とかもね、原発の是非もみんな本当に必要とされているかって事だ。いくら
ごたくを並べて問題をすり替えても一緒、じゃあオマエが原発行ってみろに
終結しちゃう。復興費用を心配するなら、復興人員が先だろってね。金で
片付かない問題はたくさん有るって、エネルギー問題も原子力で解決できな
い事が、今回でよく分かったんじゃないかな。



Commented by はいぱー at 2011-04-06 08:14 x
日本からの部品が止まって困っている事はあるのかも知れませんが、世界からの寄付も決して素晴らしい訳でもないようで。
ハイチ地震:$15billion の被害に対して寄付$4.6billion
2004アジア津波:15 6.8
2010パキスタン洪水:10       2.8
2005ハリケーンカトリーナ:81    3.4
1995神戸地震:100         0.014
東日本:235            0.7
ニャ本は自力で対処できるのが理由らしいw
だそうです。
Commented by COOPER99 at 2011-04-06 12:05
> はいぱー さん
まだまだこれからってのもありますが、お漏らしを止めないと返せって
言われちゃいそうですな。(^u^)
まぁ、お取引関係とか、ご挨拶程度なところもありますが、大きな違いと
しては、弱小国からも来ている点でしょうか、ばら撒きODAも効果有り。
有事こそ色んなことが分かりますな、グローバルなんて言ってないで親日
国家と着実に歩んでいく事が未来へ繋がると思います。
by COOPER99 | 2011-04-05 22:55 | うぃっす | Comments(2)

マグナムが効かねぇ!


by COOPER99